オリジナル曲に挑戦第１8回「友よ」サウンドトラック

いろいろありまして遅れましたが完成しました。YouTubeにアップロードする予定ですが、とりあえず音声のみ披露いたします。旧友との偶然の再会を喜び、しばしの別れを惜しむ歌です。

ギター一本での伴奏にしました。歌いやすいのでみんなで合唱とかもOKです。送別会などで使っていただけると嬉しいです。

友よ（サウンドトラック）

邂逅とは

文語調で伝統的な言葉を使った詞にしたかったので、耳慣れない単語がたくさん入っております。

寂静（じゃくじょう）：ひっそりとして物静かなこと
杜（もり）：高樹齢の大木をイメージしています
清明（せいめい）：清らかで生き生きした様子
邂逅（かいこう）：偶然の再会
空蝉（うつせみ）：人間、現世、セミの抜け殻
真幸（まさき）く：無事に、つつがなく

やはりギターでのコード付けとヴォイシングは難しいです。

ピアノだと１０本の指が届く範囲で自由に鍵盤を押さえられますが、ギターは弦が６本しかなくて、ヴォイシングの制限がきついため、なかなかイメージ通りの響きになりません。

それでも苦労して何とか良い感じにできたかなと思います。

エンディングでの A#₆₉ → C₆₉ のように、同じタイプのコードが続いているときは指の形を変えずにそのままずらすだけなので、こういうコード進行が好まれるのかなと勝手に思ったりしております。

そして、C₆₉ は一番最後に決めコードとして一発だけ使っております。この響きは最高で特に気に入っております。

次回すべてのコードを公開する予定です。

実はこの歌詞には深い意味を込めたのですが、追々。

２番ではじめ、「分かれの定めなど知るすべはなし」としていたのですが、歯切れが悪くて嫌でした。

しかし他に良い日本語が見つからず、ズルしてnothingにしました。

これなら意味が変わらず「なし」にも聞こえて違和感が無いように思います。

いろいろ苦労しました。

「友よ」　詞・曲・編・歌　圷貴洋

1番
いつも変わらぬ寂静の杜の下
水辺にたたずみただ独り君を思う
見える月影互いに異なれど
思いは清明の水面に舞う桜

齢重ねて
時は移ろうとも
邂逅の酒忘れまいぞ
友よさらば

2番
言葉尽くして語り合ったあのころ
分かれの定めなど知るすべは nothing
いつか尽きゆく空蝉（うつせみ）のこの命
想いは宇宙（そら）の果て朽ちることなき絆

涙見せず
己の道行かん
また会う日まで真幸（まさき）くあれ
友よさらば

涙見せず
己の道行かん
また会う日まで真幸くあれ
友よさらば友よさらばさらばともよ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。よろしければ拡散、コメントお願いいたします。